出版社内容情報
日本神話には、不思議なことに星神がほとんど存在しない。唯一、星の名を背負う神は悪神として描かれる。なぜ星神は嫌われているのか。その理由を消された古代豪族、物部氏の視点から探り、鬼とされた人々の実像を浮き彫りにする。
内容説明
明星を背負いし者は、地に落とされる。日本神話唯一の星神は、邪なる神と指弾され、「天」の字を戴きながらも、ついには天孫族に討たれた。『日本書紀』が「天津甕星」と呼んだ史上最強の反逆者は、いったい何者で、なにゆえ正史から抹殺されたのか。大和朝廷成立に隠された「物部王朝」の深層を探るとき、物怪とともに闇から浮かび上がってきたのは星の呪術を護った誇り高き「外物部氏」だった。
目次
「明けの明星」―地上に落とされた悪神
第1章 「太陽神の国」―抹殺される夜空の光
第2章 「天津甕星」―誇り高き反逆者の残光
第3章 「物部氏」―敗れし者の呪力
第4章 「香香背男」―屈せざる物部の星
第5章 「封印の星刻」―夷をもって夷を制す
終章 「物怪の誇り」―歴史の闇に光る星
著者等紹介
船場俊昭[フナバトシアキ]
1977年8月、北海道札幌市生まれ。札幌大学文化学部を卒業の後、かねてから興味のあった神話・伝説、怪奇譚を本格的に研究をはじめる。2003年、古代史を扱った作品を月刊「ムー」に発表したことをきっかけに、作家としてデビュー
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感想・レビュー
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インチ気になる
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時の権力者側から記された神話には、民を鎮めるために脚色された部分がある。隠された真実を解きほぐすための情報も少ない過去の出来事か創造された物語か見分けるというよりも、自分自身の直感・霊感に沿った物語を自分の神の物語として選択する自由がある八百万の神の国、日本ではあるが、天津甕星を一神教に由来する悪魔と重ね合わせ読み解いてしまうなかに、一神教の思想性が混在してしまうことに無自覚ではないだろうか。各国の独立性と神話の類似性は人間には想像のつかない原理を超えた共時性の部分しか見えない。2026/01/06
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