出版社内容情報
昭和１７年、米艦隊撃滅を期して帝国はミッドウェー攻略作戦を発動した。護衛空母の必要を痛感し、改装なったあきつ丸、ときつ丸を擁した陸軍上陸部隊と、連合艦隊の協同作戦は、数々の軋轢を経たが、陸軍空母の思わぬ活躍で、戦況は意外な推移をたどる――！
内容説明
昭和一七年、帝国陸軍は上陸作戦の迅速なる完遂を企図し、ひそかに「空母」を完成させていた。強襲揚陸艦と米軍の護衛空母の性格をあわせもつ、まさに「汎用兵器」である。ミッドウェー作戦を実施するにあたって、敵機動部隊殲滅・上陸作戦の両面作戦をもくろむ海軍がこれを見のがすはずはなかった…。戦史史上初、未曽有の陸海軍協同作戦が今始まろうとしていた…。
著者等紹介
子竜蛍［シリュウケイ］
１９５４年１１月２５日、富山県高岡市生まれ。高岡商業高校卒業後、会社勤務や商店経営を経て、現在は執筆活動を繰り広げている。『不沈戦艦紀伊』で学習研究社第２回歴史群像大賞奨励賞を受賞、同作シリーズにて商業出版デビューを果たす。また、現在「ＦＭラジオたかおか」のパーソナリティとしても活躍中
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