出版社内容情報
奈良・大和を歴史や人物が往来した4つの地域で分け、文化の隆盛や四季折々の美しい花の様子を写真と読み物で楽しむ。
内容説明
寺社、山々、そして1本の木。奈良の風景にはすべて物語が秘められていた。
目次
第1章 心のふるさとを探して―飛鳥の地(日本のふるさと、飛鳥は渡来人の第二の故郷だった;飛鳥の地が眼下に広がる甘樫丘には、かつて蝦夷・入鹿の邸宅があった;中大兄皇子と中臣鎌足は談山神社の裏山で蘇我氏討伐の構想を練った ほか)
第2章 神聖なる山々を仰ぐ―大和三山の地(大和三山に抱かれる藤原京で、日本の礎は築かれた;額田王が思いを込めて詠った三輪山は、古代から大和の象徴だった;飛鳥の世に時を刻み、日本で初めて鳴った「時の鐘」の跡 ほか)
第3章 天平の華やぎに出逢う―平城の地(壮麗な寺院、美しいみ仏…。藤原氏が栄華を誇った平城京;壮大な規模を持つ新都「平城京」は、唐の長安の都を模して造られた;貴族たちは数千坪の屋敷に住み、白米と各地の特産物を食べていた ほか)
著者等紹介
牧野貞之[マキノサダユキ]
1935年生まれ。写真家・入江泰吉氏のアシスタントを経てフリーランスの写真家となる。日本写真家協会会員
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