出版社内容情報
帝国軍は米本土のレーダー基地を撃破、陸軍が上陸突撃でシアトルを陥落した。一方、新造航空母艦中心に再編成された米太平洋艦隊が太平洋に出現、再び帝国との戦いが始まる。その鎬を削るような両軍のもとに独海軍参戦の報が…好評シリーズ、堂々の完結篇！
内容説明
シアトルを陥落させ、橋頭堡を築いた大日本帝国陸軍第三十一軍は北米西海岸を破竹の勢いで進撃し、さらなる南下を続けた。一方、布哇方面軍司令部は米太平洋艦隊と決着をつけるべく、パナマ運河を攻撃して敵の誘出作戦に出る。そしてオアフ島から、新たな第七航空艦隊を出撃させた。しかし、日本の間隙をついたハルゼー率いる米海軍六十一任務部隊はオアフ島を奇襲し、次いで南雲部隊から分派した第二航空部隊をパナマ沖で潰滅させた。この危急に山本五十六は、主力艦隊を前進させるべく連合艦隊司令部旗艦となった“大和”に座乗し真珠湾基地へと向かい、米国との講和の道を探り始める。だが、大西洋方面では独海軍が不気味な動きを見せていた…。
著者等紹介
原田治［ハラダオサム］
１９６９年、愛知県生まれ。大学卒業後、編集者を経て執筆活動を始める。「ミッドウェイ陥落セリ」（コスミックインターナショナル）で戦記作家としてのデビューを飾る
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