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出版社内容情報
京都の文化の中で永年暮らしてきた生粋の京女である著者が、京都以外に住んでいる人たちの抱いているイメージに対し、さまざまな思いを打ち明ける。京都が大好きな人のために京都人が書き下ろした究極の京都タネ本。
内容説明
あの「京都」のイメージが一変する!?生粋の京女が明かす京都の素顔。
目次
第1章 町家暮らしの日常(いつもどおり―つつがない生活を支える母の努力;京野菜―「賀茂のおばさん」が作る、ほんまもんの野菜 ほか)
第2章 知恵をこらした町家の造り(町家の造り―小学生の目から眺めてみると;町家の歴史―町家はみんな明治に建てられた? ほか)
第3章 先祖のこと、家族のこと(油ひとすじ―江戸時代から続く家業を守る;先祖―腰の低い、蓄財と寄付の人 ほか)
第4章 京の「べからず集」(暗黙の了解―「不可解な京都」が生まれる原因;ええんとちがう―相手に同意して、責任を転嫁する技 ほか)
第5章 変わる京都、変わらぬ京都(京都人とは―住んでいるから京都人とは限らない?;古いもん―ゴミになるか、価値あるものになるか ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshie S
4
京都の、古くからある油やさんの娘さんの著書。京都の暮らしや文化、しきたりが柔らかな語り口で書かれている。先々月京都を訪れ、町屋を見てきただけに、この文化を廃れさせるのは惜しいなと実感。暮らしのあれこれもお手本にしたいと思った。、2014/09/03
きゅー
0
タイトルから、「みんなは京都のことこう思ってるだろうけど、実は違うんだよ、こうなんだよ!」みたいな内容を想像していたんだけど、そういう話ではまったくなかったのでちょっとガッカリ(^^;) 昔ながらの京都の暮らしが丁寧に書かれていて、それはそれで良かったのだけれども。 2015/06/20
ミネチュ
0
江戸時代から続く山中油店のお嬢様が書いた本。 京都の町家の話を中心に、京都や山中油店のことが色々と書かれています。まずまずおもしろい。2015/05/09
komeri
0
図書館本:現代失いつつある“日本文化”。そんな日本の京都で数少ない残されている文化を紹介している本。なんとなく懐かしさや親しみを憶える京都には、こんな秘密があったのか、と思いました。ますます京都が好きになりました。京都に住みたい・・・。 2010/03/16
ガチャ
0
京都に江戸時代後期から構えている山中油店の長女である著者が、京都の町屋についての暮らしぶりや町との関係を説いている。昔ながらの自然と共存した丁寧な生活に、今や日本で失われつつある心の余裕さを感じ、自分の生活を振り返るきっかけとなった。京都の独特な言い回しや祭礼にまつわる話も面白かった。京都は大好きな街なので次に行く時には、ぜひ京・町屋文化館や山中油店を訪れてみようと思う。2018/09/16