出版社内容情報
永平寺の雲水が作る精進料理は、曹洞宗の開祖・道元の心を受け継いだ伝統の味。今まで門外不出だったそのすべてのレシピが、760年ぶりに明らかになる。永平寺の完全監修を得て、実際に家庭で作れるように解説も入れた真の精進料理読本。
内容説明
家庭で思わず作りたくなる精進料理百選。
目次
第1章 七六〇年受け継がれた味
第2章 雲水と食事
第3章 精進料理を家庭で味わう(ご飯・お粥;汁物;煮物;和え物;蒸し物・焼き物・寄せ物;炒め物・揚げ物;残り物を利用して)
著者等紹介
高梨尚之[タカナシヒサシ]
1972年生。大本山永平寺にて修行中、料理係が長く、赤崎玄輝老師に師事。永平寺精進料理献立の整理作業に携わる。調理師免許所持。各地で精進料理講習や講話等の活動を行う。現在、大本山永平寺東京別院長谷寺副典座、群馬県永福寺住職
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感想・レビュー
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たらちゃん
11
以前、図書館で借りて、いろいろ作ってみました。しみじみおいしくて驚きましたが、我が家の定番になったのは南瓜の煮物だけ。苦手だった南瓜がこれで大好きになったんです。
丸々ころりん
4
お盆 仏様を迎えるお膳作りの基本 普段のもう1品にも使えます。2021/07/11
おおきなかぶ
2
家の本棚にあった一冊。意外に炒め物、揚げ物が美味しそうでした。2022/05/10
小竹
1
曹洞宗大本山永平寺に伝わる、食の在り様・作法について説いた本。後半は家庭でできる季節の精進料理の提案も。殊に、食べ終えた食器を濯いだお湯(これを折水/せっすい、と云うそうな)を集めて川に流し、自然界に還元するという考えに搏たれた。供される膳の、絵のような美しさも印象的。【食べる】ということに、もっと意識を向けなければと自身を戒めるきっかけになった一冊。お薦め。2017/10/07
nana
1
友人と永平寺を訪ねた際、精進料理をいただきました。帰ってからこの本のレシピで2品ほど作りました。2013/10/20