出版社内容情報
大河ドラマ「新選組」の主要人物・土方歳三の生涯を、生い立ちから、箱館戦争で散華するまで完全紹介。土方はなぜ新選組の統率者となりえたのか、新選組が幕末に果たした役目とは何かなど、ディープに、やさしく土方の生き様を徹底解説!
内容説明
壮烈なり!!最後の武人。多摩誕生から箱館散華。土方全足跡90章。
目次
第1章 多摩(土方歳三、誕生;はじめての挫折 ほか)
第2章 京都―飛翔編(浪士組、江戸を出発;策士・清河八郎、正体を現す ほか)
第3章 戊辰戦争―激闘編(近代戦術への目覚め;最後の帰郷 ほか)
第4章 箱館戦争―散華編(新天地、蝦夷地渡航;幻の和平会談 ほか)
著者等紹介
藤堂利寿[トウドウトシヒサ]
1970年生まれ。日本工学院専門学校卒業。新選組研究家
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感想・レビュー
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真香@ゆるゆるペース
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現存している史料や同時代を生きた人々の証言に忠実に基づき、新選組の土方歳三の誕生時から函館戦争で散華するまでの出来事やエピソードを紹介。新選組では「鬼」と称され憎まれ役に徹しながらも、たくさんの女性達からもらったラブレターに浮かれたりなど素顔は人間味ある一人の男性で、イメージではなく等身大の彼がここに在る。カラーではないが図や写真も豊富で、新選組が関わった出来事や他の隊士の情報も知ることができ、幕末ファンにはたまらない一冊。入念な取材と丁寧な執筆で、著者の土方さんへの敬意がすごく伝わってきた。2020/10/10