出版社内容情報
小泉文夫復刻シリーズ第1弾。カリスマ的な語り部であった著者の講演・講義およびインタビュー、14篇を収載。標題作「人はなぜ歌をうたうか」をはじめ、日本とアジアやヨーロッパ、音楽と民族、日本の音楽教育のあり方について語り尽くした講演集。
内容説明
人間にとって音楽とは何か…!“語ること”を最も得意とし、多くの人々を惹きつけた著者の魅力を、余すところなく伝える講演・インタビュー14篇を収載。没後20年を経て、今なお色褪せない音楽を語る数々の言葉が、現代の我々に再び語りかける…。小泉文夫復刻シリーズ第1弾。
目次
1 人はなぜ歌をうたうか(音楽の場―コミュニケーションの原点を考える;打楽器の文化史 ほか)
2 アジアの音楽・ヨーロッパの音楽(アジアの音楽・ヨーロッパの音楽;アジア音楽の魅力―日本音楽の再発見 ほか)
3 民族音楽と宗教(民族音楽と讃美歌;世界の宗教音楽―仏教音楽を軸に ほか)
4 これからの日本音楽(生きている日本の伝統音楽;日本の音楽文化のゆくえ)
著者等紹介
小泉文夫[コイズミフミオ]
1927年東京生まれ。東京大学文学部美学科卒業。元東京芸術大学音楽学部教授。日本の音階研究からはじまり、世界五十数カ国にわたるさまざまな地域の音楽を調査・研究。豊富な経験と資料、鋭い洞察力に裏づけされた音楽の文化人類学的考察は、学術的分野のみならず大衆文化にいたるまで多大な影響を与えた。また日本の音楽教育への問題提起など、現代にもつながる提言を数多く残す。1983年8月没
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