出版社内容情報
日本の桜の8割を占めるソメイヨシノはすべて1本の桜から生まれた同一種であり、あと数年でいっせいにその寿命が尽きてしまう。そのことを知らない日本人に警鐘をならし、これを防ぐ方法を考察する桜を誰よりも愛する人のための読み物。
内容説明
日本から桜が消える!?もうすぐ、終戦直後に植えられた桜が、いっせいに寿命を迎えます。5日間の溺愛と、360日間の無視。サクラほど不憫な花はない。
目次
第1章 ソメイヨシノ的なる国(悪夢のシナリオ;クローンザクラ ほか)
第2章 はやすぎる生長、はやすぎる死(ソメイヨシノの出生説;親探しが不可能な理由 ほか)
第3章 日本人とサクラ史(新旧の祖先の怨念;サクラの語源 ほか)
第4章 サクラの植物学(花散ってはじまる;サクラ前線の謎 ほか)
第5章 サクラに愛を込めて(サクラをめぐる物語;日本三大巨桜 ほか)



