出版社内容情報
かつて煙草の宣伝に駆り出され“マルボロマン”として世界中で有名だった中年カウボーイと、孤児の仔ゾウ・エイミーとの、運命的な出会い、微笑ましい友情、そして別れの瞬間の心の鼓動を描いた、古き良きアメリカを感じさせるノスタルジーノンフィクション。
内容説明
人間に家族を殺され、わずか十二か月でひとりぼっちになってしまった子ゾウのエイミー。彼女は、生まれ故郷のアフリカ・ジンバブエから、遠くアメリカ合衆国の牧場まで連れて来られた。人間におびえ、生きる気力を失い掛けていたエイミー…。だかその小さなゾウに、牧場主であり、かつてタバコのCMで大活躍したマルボロマンこと、ボブは何故か惹きつけられていた―。
著者等紹介
マクファーソン,マルコム[マクファーソン,マルコム][MacPherson,Malcolm]
ヨーロッパやアフリカでニューズウィーク誌の駐在記者を勤めた後、フリーのジャーナリスト兼作家として活躍。ニューヨークタイムズやワシントンポストからプレイボーイやリーダーズダイジェストまで、さまざまな出版物に記事を寄稿している
冨永星[トミナガホシ]
東京生まれ。京都大学理学部数理科学系を卒業。国会図書館司書、自由の森学園の教員などを経て、現在は翻訳家。児童文学、一般向け数学啓蒙書、ビジネス書などを手がける
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感想・レビュー
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ののまる
9
泣いてしまった。実話。ジンバブエで間引きのために母親と一族グループを虐殺され唯一生き残った,立った1歳の子象のエイミー。アメリカへと運ばれ、カウボーイのボブ(あの!煙草マルボロの広告の男性!)の農場で暮らすことになり、ボブによって心の傷を癒やし愛情を育む。しかし死ぬまで大きくなり続けるアフリカ象のエイミーは、農場での限界が訪れ、サーカスへ。みんながエイミーを愛して大切にし、エイミーもすべてに答えていく。サーカスを観に来たボブとの再会のところ、涙腺決壊。象は賢くて優しい。エイミーとボブの写真が素敵。2022/11/28
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