出版社内容情報
わずか16名を率いて稲葉山城を落とし、戦国時代の名軍師と称される、竹中半兵衛。その名軍師を取り巻く仲間と女たちの豊かな情愛……、さらに名軍師の知られざる人物像。時代小説の名手が、新視点から竹中半兵衛の人間的魅力に迫る!
内容説明
新視点!軍師を取り巻く仲間と女たちの豊かな情愛知られざる半兵衛の人物像に迫る。
著者等紹介
高橋和島[タカハシワトウ]
1936年樺太生まれ。7歳からは台湾で育つ、中央大学法学部卒。第69回オール読物新人賞、第12回小説CLUB新人賞受賞
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
葵堂
1
色々な事情から最も好きな軍師である竹中半兵衛の生涯をさらりとかいた作品。ポイントポイントを抜粋した感じだが、世捨て人的な雰囲気を漂わせつつ、溢れんばかりの才気を大きすぎる器の中に隠し続けたまま生涯をだらだらと生き抜けた稀有な武将の魅力が見事に描かれていた。2012/12/04
nemuikamo
1
この人がもっと長生きしていたら時代は変わっていたかも2009/03/17
ゆみゆみ
0
意外にも半兵衛と黒田官兵衛の付き合いは非常に短い期間だったと知った。半兵衛がもう少し長生きしていたら、官兵衛と共に活躍していたら歴史は大きく変わっただろう。でも欲の薄い半兵衛はそんなことは望んではいなかったのだろうな。2013/12/21
いきあたりばったり
0
戦国時代の、武将の、というよりは竹中半兵衛という人の魅力を丁寧に上手に描いた一冊。その丁寧さと手堅さで読み心地がよくとても楽しめました。良作だと思います。2012/01/04
竜崎
0
全体的に華がない半兵衛。冒頭は一切の創作話ながらも半兵衛の神童ぶりを描いていて好きだ。最後の秀吉の台詞「竹中半兵衛重治という名をとうに忘れていた」が顕著に現しているが主従の仲も然程良かったわけではない。豊臣家臣や官兵衛との友人描写は少なく艶やかな女性関係に重きをおいていた。 2010/11/05
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