出版社内容情報
昭和13年、帝国は50万トンの戦艦を竣工させた! 46センチ主砲実に45門、2枚の飛行甲板までをも有する巨大戦艦、対米戦争抑止を企図して建造された海の要塞「土佐」は、しかし数奇な運命を世界にもたらすことになるのだった――!!
内容説明
大正12年、空母「鳳翔」における航空機の着艦実験は失敗した。狂ってしまった歴史の歯車は、やがてとてつもない巨艦を生む。50万トン戦艦「土佐」…。その存在は、日本の思惑とは別に、アメリカに不必要なまでの警戒心を抱かせる。やがて昭和16年、日米開戦。聯合艦隊は出撃するが、「土佐」はその巨体をもてあましたまま動かない。開戦前の予想以上に強大なアメリカ艦隊に、聯合艦隊は勝てるか。
著者等紹介
中岡潤一郎[ナカオカジュンイチロウ]
1968年、東京生まれ。独協大学経済学研究科修士課程を修了後、テクニカルライターを経て、本格的に小説を書きはじめる。『決戦!津軽海峡』(KKベストセラーズ)でデビュー。現在に至る
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