出版社内容情報
日本大使館の主な仕事は議員センセイの夜の接待? 天皇誕生日レセプションの食事予算はひとり百円? 「法人保護」の実態は日本人観光客のご機嫌取り? エリートのはずの外交官はこんなにもトホホな毎日を送っていた。
内容説明
本書の目的は、外務省員にとっての「常識」を明らかにすることである。はたして外務省員にとっての常識は、世間一般の常識と同じものなのだろうか。それとも違うものなのだろうか。本書は、この点を明らかにするために、当の外務省員に何を「常識」と考え、何を「非常識」と考えるかを聞き、あるいは手記を寄せてもらい、それを再構成する形をとった。
目次
第1章 外交最前線―日の丸外交官の憂鬱な日常(「閣下=うんち」という称号;無能な通訳?有能な通訳? ほか)
第2章 外務省狂騒曲―いま、あの事件を振りかえる(駆けこみ事件はこうして起こった;総領事館は大使館ではない!? ほか)
第3章 情報争奪戦―スパイになれない日本の外交官(情報収集は新聞から―外交官の「情報収集」基本篇;大使館付武官という名のスパイ ほか)
第4章 外務省員心得―外務省の常識は世間の非常識?(外務省の長い夜、そして長い昼;執務時間をめぐる文化摩擦 ほか)
著者等紹介
海藤彬光[カイドウアキミツ]
1961年、東京生まれ。早稲田大学卒業後、コーネル大学に留学し、博士号を取得。ジュネーブにて国際機関に勤務後、ヴィデオ・マネージメント・インターナショナル日本通信員を務める。英・仏・独・中・伊など多くの語学に堪能で、日本の政財官界のみならず、海外の最重要人物や裏の世界にも人脈を張り巡らせる「知る人ぞ知る」人物である。現在、シヴィル・インフォメーション・サーヴィス通信員として、主にロシア・欧州地域を中心に活動中
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