出版社内容情報
山登りの基本はゆっくりだといわれる。そのゆっくりの歩き方から始まってコースタイム出しまでイラスト・図表・写真を総動員して展開。山の歩き方を追及していくと、登山靴もいらなくなるなど、著者のユニークな発想を盛り込んだ、登山の入門実用書。
目次
第1章 ゆっくり登るのが山歩きだ。北アルプスで、いきなりガイダンス
第2章 やっぱり登山靴は足によくない
第3章 あてにならないコースタイムをあてにできるやり方があった
第4章 山は年中無休。だから、みなさん元気
第5章 ちょっと冒険!山歩きがもっとおもしろくなった
第6章 小屋泊まりで実感!山はもっとデッカク、もっと深かった
著者等紹介
伊藤幸司[イトウコウジ]
1945年生まれ。早稲田大学では探検部・写真部に所属、以後フリーの編集者、ハイテク系ライターとして今日に至っている。1983年に朝日カルチャーセンター横浜で始まった登山講座に地図担当講師として起用されて以来、山歩きを指導するようになった。1994年に東急セミナーBEで講座を受け持ち、朝日カルチャーセンター千葉、東武カルチュアスクールでも開講、また「糸の会」を主宰。その山行数は600回を超えた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
FK
2
たいていの人は習い事を始めるとなると形から入ろうとしがちだ。まず専門のショップに行って、頭の先から足の先までの登山装備を揃える。最初はそれも致し方ない。しかし、ある程度実地で山歩きをしていく中で、いろんな不都合に出くわしていくことになる。そこで疑問を持ち、考えることが重要となる。そんな様々な疑念に答えてくれるのがこの本であった。本当の初心者はこれを読んでもピンとこないかもしれない。氏のいうところは、一般の山屋の言うところと違っているから。そういう意味で、氏の主張は相変わらず(?)マイナーであるようだ。 2014/08/16
手ぬぐいゲッター
1
著者の登山経験をもとに書かれており、なるほどな、と思わせる内容が多かったです。 登山靴が不要だとの持論については、そういう考えもあるのか、と思いましたが僕は少し前から靴底が硬いトレッキングシューズで登山してます。 以前使っていた靴底が軟らかい登山靴もどき よりも快適で今のところ登山ではトレッキングシューズを使っていこうと思っています。 この本は今後の登山の参考にしたいと思います。2013/11/04
しょー
0
「メリハリをつけて休みながら歩く」方法は特に参加になった。TPOに合わせた方法は、歩き方以外にも重要。柔軟さを持てば、快適に過ごせるのだと気づかされた。下りはつま先着地・登りはかかと着地。 安全策が多く掲載されており、山の恐さを想起した。2013/04/21
aririntakashi
0
下りはつま先からですね。2010/09/21