出版社内容情報
6500万年前、どうして恐竜だけが絶滅したのか。その理由は、巨大な体にあった。種レベルの最小サイズを調べてみると、恐竜だけが飛びぬけて大きかった。もし、中生代末において、地球重力が増大していれば、すべての謎が氷解する!!
目次
序章 巨大生物の惑星
第1章 恐竜の繁栄と衰退
第2章 恐竜絶滅と巨大隕石衝突説
第3章 巨大隕石衝突説の矛盾
第4章 従来の恐竜絶滅説の盲点
第5章 恐竜が存在しえた矛盾
第6章 地球重力が増大した可能性
第7章 重力増大のメカニズム
第8章 月=捕獲説
終章 人類の絶滅を考える―終章にかえて
著者等紹介
権藤正勝[ゴンドウマサカツ]
1962年北九州市小倉生まれ。九州産業大学を中退。退学後、中東地域を放浪。1986年医療機器の会社、株式会社日本エム・ディ・エム入社。医療機器の開発に携わる。開発品“脳外科用インプラント製品”“高周波手術機”等。開発の傍ら、骨系(古生物学、古人類学、古代史、医学等)に興味を持つ。2000年より骨系の執筆活動を開始。2001年ミステリーサイエンスの研究サロン・黄トンボの立ち上げに参加。現在も活動中
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感想・レビュー
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しお
1
これはまた私のオタク琴線をビンビンに刺激してくれる一冊です。ちょっと大げさですが私のライフワークにしてる課題の一つです。確かに恐竜はデカすぎるし重すぎる。翼竜はあの大きさにして、あんな軟弱な骨格で羽ばたいて揚力を得るには無理がある。この矛盾を解決するには重力をどうにかするしかない。幸い物理学において四つの力のうち重力についてはまだまだ解らないが事が多すぎる。これは言い替えればどんな事でも起こりうるってことです。空間の歪み、時間の遅れ、暗黒物質……宇宙はツッコミ所満載で興味が尽きませんね。2016/03/14
ぱりこ
0
そうか、恐竜ってこうやって絶滅したんだ!と、至極納得しながら読み進められました。 長い年月で、この広い宇宙で人間とはいかに小さい存在かと思い知らされました。
sirokuro
0
物理が苦手だから、ちょっと難しい話もあったけど、わかりやすく 起承転結が明確 最後までワクワクして読めた。収斂進化って初めて知って納得。2012/09/25
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