出版社内容情報
昭和１７年、帝国海軍はアラフラ海の制空権を握るべくラバウルを制圧する。だが、米太平洋艦隊も、日本側の防御線端のトラック島を奇襲して大打撃を与え、さらにラバウルへその矛先を向けた。今、南太平洋の覇権をめぐって、日・米の両機動艦隊が大激突する。
内容説明
昭和一七年三月。ウェーク島奪還に失敗した帝国海軍は、西進する米太平洋艦隊を挟撃すべく、戦略的撤退を行い、カロリン諸島トラック島から南鳥島ラインの防御線を敷いた。そして、ニューギニアと豪州を分断させ、アラフラ海の制空権を得るべくラバウル攻略作戦を決行。同地の制圧に成功する。だが、米太平洋艦隊は、慢心する日本軍の間隙を突き、マーシャル諸島に集結後、トラック島を奇襲して第二航空艦隊に大打撃を与え、さらに、その矛先をラバウルへと向けてくる。いま、南太平洋を沸騰させ、要衝地の覇権を巡って、日・米の機動艦隊は再び大激突することとなる。
著者等紹介
原田治［ハラダオサム］
１９６９年、愛知県生まれ。大学卒業後、編集者を経て執筆活動を始める。「ミッドウェイ陥落セリ」（コスミックインターナショナル）で戦記作家としてのデビューを飾る
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