センチメンタル・ゴースト・ペイン

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  • サイズ B6判/ページ数 193p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054015951
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

この10年、榛子はずっと誰かの気配を感じながら生きてきた。心が軋む記憶とともに甦る禍禍しい匂い。その匂いは、やがて凶暴な「痛み」に変わっていく。その凶暴なものが、もう一人の自分であったと気付いた時…。多重人格と霊体の複合ホラー小説。   

内容説明

部屋の鍵をあけると、見計らったように電話が鳴りはじめた。「おかえり」と一言だけ言って、切れる電話。電話が鳴るようになって、ひとつき。ちょっとだけ失敗してしまった「あの日」から、十年。榛子はずっと誰かの気配を感じながら生きてきた。はじまった。…と、いうことは、もう待たなくてもいいということなのか?その自問に答えるように、榛子の前に現れた禍々しくも美しい、もうひとつの「オ・カ・エ・リ」―。心の軋みとともに甦る饐えたような匂い。奥深く蠢く敵意。ふたつのねぎらいの言葉は、やがて凶暴な「痛み」に変わっていく。絶叫の残骸に打ち据えられた榛子を待ち受けていたものは…第一回ムー伝奇ノベル大賞佳作受賞作。

著者等紹介

南家礼子[ナンケレイコ]
損保会社勤務、学習塾、英会話講師を経て、現在ブライダルアドバイザー。小川未明文学賞、ライラック文学賞などに入賞。ミステリアスで感傷的なホラーというジャンルを開拓中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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