出版社内容情報
なぜ、こんな子が生まれてしまったのか!多重人格?ドッペルゲンガー?それとも……。少年の周囲で相次ぐ怪死事件。生き神信仰に支配されたその村は“彼”の誕生を待っていた――!菊地秀行・皆川博子・夢枕獏の選考委員が激賞した伝奇サスペンスの傑作!
内容説明
弁護士の倉崎が捜し続けた遺産相続人は、14歳の少年だった。しかし少年は、殺人容疑で勾留されていたのだ!「俺じゃない!俺のダブルがやったんだ!…あいつは人間じゃない!」ダブルとは何者なのか?少年の周囲で相次ぐ不可解な事件を調べるうちに、倉崎は狂気の生き神信仰に支配された、ある村の存在を知る…封印されたはずの伝承が、今、よみがえる―!第1回ムー伝奇ノベル大賞最優秀賞受賞作。
著者等紹介
久綱さざれ[クツナサザレ]
1965年、愛知県刈谷市生まれ。名古屋大学文学部哲学科卒。ソフトウェア開発会社勤務を経て、結婚を期にソフトウェア開発の有限会社「アスター」を設立。1999年、詩人であった父・谷沢辿の遺稿集出版に携わり、この後本格的に小説を書き始める
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感想・レビュー
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matsu0310
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☆☆2013/11/19
まつじん
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ハイ、すいません。はっきり言ってオチがわかりませんでした。 最後の神話の崩壊の当たりからあれよあれよと流されて、ダブルのルールも理解できんかったし、純一がなんなのかも… 本体?ダブル?存在自体が怪しいぞ。 でもってこの作品も根底には記紀の神話があります。 ”も”ってのはワタクシの読んだ順番がそうであったからで本来はこちらがデビュー作なんです。2008/08/22
Ami@NEET
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殺人事件の犯人とされた少年。目撃者がいるにも関わらず、その少年はやっていないと供述。さらに少年は驚くべきことを口にする…「俺じゃない!俺のダブルがやったんだ!」少年と少年の弁護士は「ダブル」を見つけ出すべく調査に乗り出し、ある村の存在とぶつかる… とてもややこしく、「結局なんだったの?」というのが本音です。あたしの理解力不足でした。読んでる途中で一度放棄してしまい、読了に3ヶ月はかかりました(笑)2009/12/01
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