出版社内容情報
農薬をほとんど使わない農法「不耕起栽培」。これは自然環境まで回復させた驚異の農法だった。絶滅危惧種のメダカが帰り、白鳥をはじめ、多くの野鳥まで戻ってきたのである。この農法の秘密と人々の努力を追い、自然と人間のこれからのあり方を考える。
内容説明
えっ!?どうして絶滅危惧種のメダカが戻ったの?田んぼと自然と、人の物語。
目次
第1章 メダカが泳ぐ田んぼの復活(メダカが帰ってきた田んぼ;便利さだけを追求した農地改革 ほか)
第2章 耕さない田んぼが生んだ奇跡(自然を呼び戻した不耕起栽培;常識をくつがえすスパルタ式苗作り ほか)
第3章 農業の機械化で生じた問題点(メダカ救出大作戦;メダカがレッドデータブックに載った日 ほか)
第4章 田んぼがトキを救う日(田んぼに白鳥がやってきた;ツバメが乱舞する空 ほか)
著者等紹介
金丸弘美[カナマルヒロミ]
1952年佐賀県唐津市生まれ。農業や食材、環境問題や映画などをテーマに、ライター、エディター、コーディネイターとして活躍する。特に農業と食材については、ここ5年の間に全国の農村200か所、東京の野菜売り場50か所を自らの足で取材し、多くの著書を発表した。一線の編集者とライターの交流会「ライターズネットワーク」代表、NPO法人メダカのがっこう理事などを務める。ニッポン東京スローフード協会の発起人のひとりでもある。日本ペンクラブ会員
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