出版社内容情報
紅毛砲の威力に自信を深めた家康は、伊達家の本拠地まで侵攻するが、そこには政宗の巡らした秘策が待ち受けていた。一方、大坂の豊臣秀頼は、徳川の息の根を止めるための奇計を実行に移す。そこへ、秀忠が、父・家康への不信感から妄動し、予想外の展開に!
内容説明
奥州の地へ侵攻軍を催した徳川家康は、カルバリン砲をもって石森城を力攻めする。政宗は兵を退き、軍議において家康との決戦を仙台城に移すことを決定する。紅毛砲の威力に自信を深めた家康は、伊達家の本拠地まで侵攻するが、そこには政宗の巡らした秘策が待ち受けていた。一方、大坂の豊臣秀頼は、徳川の息の根を止めるための奇計を実行に移す。そこへ、上方を牽制するため清洲城に駐屯していた秀忠が、父・家康への不信感から妄動し、軽はずみな行動を起こしてしまう。再度の乱世はもはや人智及ばず、とてつもない渦の中に呑み込まれようとしていた。
著者等紹介
中里融司[ナカザトユウジ]
1957年、東京都に生まれる。武蔵大学経済学部卒業後、銀行員生活を経て、漫画の原作者に転身。その後本格的な執筆活動に入る。戦国時代を舞台にした『坂東武陣侠』で歴史群像賞を受賞。作品のジャンルも歴史物からファンタジーまで多方面に及ぶ
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