内容説明
昭和16年。地中海の制海権とジブラルタル要塞を奪還され、英米連合軍によって北アフリカが陥落すると、ドイツは、英国の物資補給の分断を狙いアイスランドに侵攻した。この危急に日本は、山本五十六自らが大艦隊を率いて北極海回りでノルウェー海に出撃し、ムルマンスク沖で独本国艦隊と激突、壊滅させる。この死闘から逃れた空母グラーフ・ツェッペリンは、アイスランド北方海域で英本国艦隊と雌雄を決する壮絶な海戦の末に沈没。一方、欧州で英米日連合軍によるフランス上陸作戦が敢行され、またドイツ本国では、思いもよらぬ事が起きようとしていた。欧州決戦の結末の行方は。
著者等紹介
原田治[ハラダオサム]
1969年、愛知県生まれ。大学卒業後、編集者を経て執筆活動を始める。『ミッドウェイ陥落セリ』(コスミックインターナショナル)で戦記作家としてデビューを飾る。主な著書に『亜細亜の覇者』シリーズ(コスミックインターナショナル)、『連合艦隊極東決戦』『日本海本土決戦』(広済堂出版)、『亜細亜の荒鷲』シリーズ(アスキー)などがある
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