出版社内容情報
東西文明の十字路といわれる世紀末都市ウィーンに、20世紀初頭ヨーゼフ・ホフマン率いるデザイン集団・ウィーン工房が誕生。そのシャープなデザインはアール・デコ時代以前のアール・デコといえる。その他、バウハウスを含め、ドイツのデザイン動向も紹介。
内容説明
東西文明の十字路といわれる世紀末都市ウィーンに、20世紀初頭にヨーゼフ・ホフマン率いるデザイン集団「ウィーン工房」が誕生した。「日常生活をより豊かに美しくする生活用具の創造」をモットーに、建築、家具、食器、アクセサリー、ファッションなど幅広い分野で活躍し、そのシャープなデザインは、アール・デコ時代以前のアール・デコといえるだろう。その他、バウハウスを含め、ドイソのデザイン動向も掲載する。
目次
ウィーン・アール・デコ=プレ・モダンの建築
ウィーン工房モダニズムの春
ドイツ・ポスターのアール・デコ
時代を写す鏡―ドイツのモダン・アート
バウハウスに向かって
アール・デコの仮面と人形
プライスのアール・デコ彫刻
ウィーン・モダニズムの曙―あるいは近代的知性の敗北
回生の十字路―エゴン・シーレとウィーンのモダニスト
ウィーン一九一〇年代―あるいはファッションに噴き出した芸術的エネルギー〔ほか〕
著者等紹介
千足伸行[センゾクノブユキ]
1940年東京生まれ。東京大学文学部美学美術史学科卒業。1965年国立西洋美術館に勤務。在任中の1970~72年ドイツ政府給費留学生としてミュンヘン大学に学ぶ。著書に『ロートレック』『クレー』『ロマン主義芸術』『クリムトとウィーン』、訳書に『現代美術の歴史』など
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