出版社内容情報
小沢治三郎率いる第一艦隊は、山口多聞の機動部隊と連携してインド洋を驀進する。一方、「サ号作戦」によってクウェート上陸に成功した日本陸軍は、スエズ運河を封鎖すべく「ス号作戦」を決行した。だが、山下奉文の東亜方面部隊は思わぬ苦境に陥っていた…。
内容説明
光文23年(1948)、日本とドイツの2大帝国は、世界の覇権をかけて激突した。『マダガスカル沖海戦』において、日本連合艦隊はドイツの新鋭戦艦『フリードリッヒ・グロッセ』をはじめとする5隻の戦艦を撃沈し、ドイツ水上部隊を敗走させるが、逆に『武蔵』『信濃』を喪失してしまう。しかも、ドイツ海軍の象徴ともいうべき旗艦『ティルピッツ』は依然として健在なのだ。これを撃滅すべく、小沢治三郎率いる第一艦隊は、山口多聞麾下の機動部隊と連携してインド洋を驀進する。一方、『サ号作戦』によってクウェート上陸に成功した日本陸軍は、さらにスエズ運河を封鎖すべく『ス号作戦』を決行する。だが、山下奉文率いる東亜方面部隊は思わぬ苦境に陥り、これを援護すべく日本海軍の乙部隊が紅海に進撃した。インド洋最終決戦の局面は如何なる結末を迎えるのか。