内容説明
「浮かべる城」の最高峰に位置した十二戦艦の栄光と軌跡を、聯合艦隊の歴史と共に綴った永遠のバトルシップ・ストーリー。
目次
第１部 戦艦前史
第２部 巨砲決戦
第３部 栄光の快速戦艦
第４部 超弩級艦の奮闘
第５部 大艦巨砲の最期
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イプシロン
35
（再読）。その国の主力兵装を眺めれば、その国に住む人びとの思想やその国の国力も見えてくるということが読みとれた。筆者は仮想戦記を書いていた作家だけに、戦艦へのノスタルジーが色濃い部分はあるが、概ね、先述した内容が読みとれる内容。海外（英国）に建造を丸投げせざるを得なかった金剛型。そこから学び自国の力だけで建造しようとする模倣の時期。自国流を色濃く打ち出す時期。しかし、自国流が世界の趨勢により、一夜にして旧式となってしまった、不幸な扶桑級。2020/09/12
