出版社内容情報
中国写真家であり、中国研究家でもある著者が20年にわたって撮り下ろした出版界初の写真詩集。豪快で酒を愛した李白がそれぞれの詩に詠み込んだテーマを中国の原風景に求め一枚の写真に詩情を託す。〈ソフトカバー〉*
目次
第1章 歴遊開始
第2章 長安追放
第3章 詩酒三昧
第4章 放浪終止
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あいくん
2
☆☆☆山口直樹さんの写真と文の李白についての本です。山口さんは基本的には写真家です。漢詩の舞台の写真は鮮やかです。李白は放浪の詩人です。 定住したことがあまりなく、旅から旅への人生を送っています。 「静夜思」は好きな詩です。 「頭を挙げて山月を望み、頭を低(さ)げて故郷を思ふ」というフレーズは中学生の頃から親しんできました。 昔は電気がなかったから、月の光が明るく感じられたと思います。 李白の人生は不遇でした。 故郷を思うときにどんなことを思ったのか考えてみます。 両親、友人、昔の思い出などでしょうか。2016/04/22
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