目次
第1章 中国仙道の謎の部分・房中術
第2章 房中術の謎めいた実態とトレーニング法
第3章 西洋錬金術が明かす房中術仙道の謎
第4章 男性・女性原理の合一と煉丹の神秘的色の発現
第5章 陰陽双修法房中術の最奥義
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
25
再読。西洋の錬金術、東洋の煉丹術、神秘体験の行の構造が同じであることに感動です。曖昧模糊とした神秘的な体験の理解が深まりました。この構造美しいです。男周り、女周りの小周天が逆回転しても同様の効果が現れるのは、より高次元の状態になっているということなんですね。その状態を体験してみたいです。この本を読むと『鋼の錬金術師』を読みたくなります。2018/02/02
デビっちん
8
房中術ってセックスを利用して仙道の行を進めていくものだと思っていましたが、本書を読んでとんでもない勘違いだったと思い知らされました。神秘行としての房中術は、男性原理と女性原野を合一させることで、超人を目指すこと。その内容を硫黄(王)と水銀(女王)を結合して賢者の石を産み出す西洋の錬金術や煉丹術と対比した説明、さらにはユングの精神理論、老子の世界観も加わり、知的興奮が止まりませんでした。房中術って東洋の錬金術と言っても過言ではないですね。2016/03/19
かみのけモツレク
0
表紙の割に術と著者のあいだによい距離感があり、読みやすい2017/03/18
あきら
0
20210003 いきなりこれから読んでも流石にわからないな。。。 一般的に房中術とされているものは正確に言うと全然別物なんだな。体が交わらなくても充分に成り立つものなんだというのは収穫。気を漏らさないように夜更かしと目の酷使は気をつけないとな。2021/01/10