出版社内容情報
「嬉しい」「悲しい」などの気もちを、やわらかな「大和ことば」で表現したいときに開く本。感情を表現する「大和ことば(和語)」を類語辞典形式で収録し,用例を付した。薄い,軽い,小さいの三拍子で,いつでもどこでも使える。
内容説明
小説、シナリオ、歌詞、台詞…創作者のパートナー。大和ことばを使いこなせるスマートな類語辞典。
目次
愛・愛する
上がる・上げる
明るい・陽気
諦める
飽きる
呆れる
嘲る
鮮やか
焦る
温か・温かい〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
lily
94
岩波国語辞典を読破したい代わりに、気休め程度に、全部辞書を読んだという少々の慰め。言葉と戯れる喜びを再確認。知らない言葉が多いというわけでもない安堵感もあるのだけど、例文は文学からの引用だったらもっとよかったな。2020/10/29
ともブン
9
自分の感情を言葉に綴るのはほんとうに難しい。言葉自体は知っていても、とっさに出てくるのは限られた単語になりがち。 この辞書は小型で薄いのでさっと取り出しやすい。うれしい、かなしい、たのしいなど、つい連続してしまいがちな言葉を言い換えたり、より状況に近いものを見つけたりするのに便利。 借り物の言葉にならないように気をつけながら、しっくりくる言葉を探して文章を綴る。ぴったりの言葉が見つかったときの楽しさがある。いい辞典に出会えた。2022/09/19
書の旅人
7
流石日本。例えば笑うを表現するといっても、30もの表し方があります。その細やかさ、豊かさに改めて感服。言葉を大切にする伝統に、触れてみたくなりました。2019/09/08
いえ
6
茶道を嗜んでいた経験があり、“和”や“侘び寂び”などの言葉には親しみや安心を感じます。 目上の方へ手紙を書く機会も多く、自分の感情をもっと古風に柔らかに表現したい、伝えたいと思ったのが本書購入の起因です。言葉の微妙な違いに奥ゆかしさを感じられるので私は好き。辞典と言っても手のひらサイズなので、持ち歩き繰り返し頭に入れ込むことで自分の言葉にしていきたいです。2020/09/14
えびちり
4
どれも割と似たり寄ったりのチョイスなので、もーいいかなと思っていたのですが、やはり少しでも語彙を増やせば選択肢も増えるという感情から、購入。はい。変わらず。というか、少しだけバリエーションが増えた気がするのだけれど、かなりの配分で、使っても「現在では一般的な言葉ではありません」と校正さんにチェック入れられることは間違いないもの多数w でも知っていると知っていないじゃかなり教養的には違うかなと思わなくもない。……多分?2020/06/17