出版社内容情報
受験生に圧倒的指示を受ける橋元流物理が完全リニューアル。力学・波動分野を直感的な言葉で解説!物理はイメージだ!!
受験生に圧倒的指示を受ける橋元流物理が,フルカラーになり,内容も大幅に付け足してリニューアル。力学分野26テーマ・波動分野5テーマの全31テーマを費やし,直感的な言葉で公式や現象をわかりやすく解説! 物理をイメージできるようになる1冊!
内容説明
「物理基礎」も「物理」も1冊で網羅!図版が豊富でイメージが湧く。20年以上愛され続ける最強の参考書がオールカラーに!新旧両課程対応。
目次
1 力学(位置・速度・加速度;υ‐tグラフ;等速直線運動の公式;等加速度運動の公式;ハッシー流“タッチの定理”―物体にはたらく力の見つけ方 ほか)
2 波動(波とは動くものなり;波の式をつくる;反射波と定常波;弦と気柱の振動;ドップラー効果 ほか)
著者等紹介
橋元淳一郎[ハシモトジュンイチロウ]
京都大学理学部物理学科卒業・同修士課程修了。相愛大学名誉教授、山口大学客員教授、東進ハイスクール講師。日本文藝家協会・日本SF作家クラブ・ハードSF研究所に所属。「物理はイメージ」をキャッチフレーズに、受験生の立場に立って物理をわかりやすく、面白く解説してくれる物理の達人。大学で教鞭を取るかたわら、科学解説やSF小説を書く作家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
12
小説を読んでいると、頭のどこかに置いたままの記憶が呼び起されることがあるように、物理の本を読んでいても、同じようにいろいろなことを思い出す。公式や法則が身に着くのもたのしいけど、ヘンな記憶想起装置としても、なかなか良い。…そういえば、小さいころから月とか惑星の満ち欠けの意味がぜんぜんわかんなかったんだよなぁ。だって、地球は自転も公転もしてて、惑星も同じで、しかも楕円軌道で、それで夕べの星と今夜の星を同じ土台で観測しても、それは無理じゃん…って。ひとまず、力学分野をクリアしたいけど、道は遠い。この本は良い。2021/05/05
きざはし
0
「1時間で100km走るのだから、3時間なら300kmに決まっています。このあたりまえの答えを、『距離=速さ×時間』という公式から求めることは、典型的な公式丸暗記の悪い例でオススメできません。『1時間で100kmなら3時間で300kmだな』と言うイメージが大事なのです。イメージができれば、距離=速さ×時間という方式はあとからひとりでに出てくるのです。」この部分から橋元先生の「物理はイメージ」の真意が読み取れる。決して感覚で解けと言っているのではない。イメージを伴った本質的な理解を重視しているのだ。2018/07/21