内容説明
はじめて学ぶ。もう一度学ぶ。3時間で読める、教養としての「倫理」参考書。
目次
第1章 現代社会の特質と青年期の課題(人間性の特質と青年期の課題;欲求とパーソナリティ;生命と環境;家族形態の変化と少子高齢化;情報化社会と大衆;国際化と異文化理解)
第2章 源流思想(ギリシア源流思想;ユダヤ教とキリスト教;イスラーム;インドの思想 バラモン教と仏教;中国の思想 儒家と道家)
第3章 西洋近・現代思想(西洋近代思想の成立;イギリス経験論;大陸合理論;ドイツ観念論;社会契約説・啓蒙思想;功利主義;社会主義思想;実存主義;プラグマティズム;現代のヒューマニズム;現代の新しい思想)
第4章 日本思想(古代日本人の考え方;仏教の伝来と伝播;近世江戸期の思想;近代日本思想;多様な社会思想;近代日本の独創的思想)
著者等紹介
大磯仁志[オオイソヒトシ]
1969年、神奈川生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、立教大学大学院修了。現在は、立教大学、東海大学、立教高校などで、おもにフランス文化・思想、フランス語を教える。思想・文学だけではなく、サブカルチャーなどにも造詣が深く、授業は、わかりやすく面白いと評判
清水雅博[シミズマサヒロ]
東進ハイスクール・東進衛星予備校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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丸坊主
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倫理や哲学の流れを広く見ることができるし、それにしては内容が深いように思いました。一通り読んだので、今後は必要に応じて辞書的に使おうと思います。2012/09/28
『立可』
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倫理って難しい。2012/05/27
katar
0
ちょっと内容が難しい気もするけど、大系だって説明されているために分かりやすい。2011/07/18
ありうす
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筆者の独創なのか、それとも単に「倫理」という科目の特性なのかは分からないが、「思想」という切り口で見た歴史の裏面史、という印象を持った。ただし「歴史は知の整理棚」というのが自分の持論であり、それに従えば「歴史を利用して思想を整理した本」という評価も成り立つかもしれない。俯瞰しやすいように整理されているとは思う。……最後に、鼎談という形式を活かしきれていないうらみがある。キャラが立っておらず、只の一人三役に終わっている。野矢茂樹氏辺りに書いてもらう方がいいような。2010/09/12