出版社内容情報
未来の「金星~地球」を舞台にした、圧倒的な想像力で紡ぎ出された、壮大な冒険ファンタジー。「僕はいったい誰? 何のために生きているの?」。人間に似せて作られたコリット(人造人間)が、自身の存在の意味を探す、感動巨編! 下巻
【目次】
内容説明
未来―人類は、人に仕える「コリット」を育てるため、金星にドームを作った。その中心にある「ファクトリー」で誕生したイパは、友人であるニーイ、サックとともに学校生活を送っていた。しかし、そこで教えられるのは人間への服従。いつしかイパは、人間と同じ姿と心をもちながらも、偽物でしかない自分の存在に疑問を持ち始め…。壮大なスケールのファンタジー小説がはじまる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
紙魚
23
……本の帯に、泣くので電車で読まないように、と書いてあったのですが。。。本当に泣きました。14歳で亡くなった男の子の死が受け入れられず、男の子とかわらないロボットを作ってしまったおばあちゃん。でも、人間とかわらないロボットには価値があり、悪用しようとする人たちに狙われてしまいます。挿絵もたくさんあって、ファンタジーの本という感じでした。少しダークな部分もありますが、ファンタジー好きには刺さると思います。これから人気が出るのでは、と個人的に思いました。2025/08/25
ニーア
7
これは面白い。あまり知られていない本みたいだけど、なんで?って思うぐらいに。 人間の記憶をもつロボットが、ファクトリーに侵入して、孫を失ったおばあちゃんが作ったロボットのことを知る。 切なくて、でもずっとスリリングで、わくわくもするけど、謎解き要素もある。 作りは児童書なんだけど、一般書の方がよかったのでは?と思った。 友達にこれ読んで、と勧めるぐらいには面白かった。




