出版社内容情報
子どもの頃に愛犬と悲しい別れを経験し、その後、ペットを飼えなくなってしまう人も少なくない。本書は、愛犬との別れ、そこからの回復を描いた感動の物語。子どもだけではなく、子どものつらい体験に寄り添う大人にも読んでほしい一冊。実用的コラムも充実。
【目次】
内容説明
もしも、愛犬が、余命宣告されたら…?ペットを飼う全家庭(親子)必読!涙がこぼれる、新しい実用小説!!知っておきたい実用コラムつき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪丸 風人
12
同じ家で一緒に成長してきた犬の重病に直面した少年が、かけがえのない命の終わりに向き合うストーリーです。動物を飼ったことのない私がもらい泣きしました。気づけば身近で大切な人の看取りに重ねていて・・。「ペットと暮らす家族全員に読んでほしい一冊」と銘打っていますが、この本が刺さる対象はもっと、ず~っと広いでしょう。共感せずにいられなかったのは、変わってしまった”家族”を怖いと感じて直視できなくなってしまう少年の心情ですね。そんな彼にかける獣医師の温かい言葉に、ぜひ注目してください。(対象年齢は12歳以上かな?)2025/09/14