出版社内容情報
かつて介護の仕事は、「3K(暗い・きつい・きたない)」などと呼ばれたが、今はまったく違う。そこは、「命」と「人生」に向き合うことのできる、最もドラマチックな仕事の最前線である。泣いて笑って感動して、仕事の素晴らしさに触れる、最高の物語。
内容説明
リアルな「介護の現場」のドラマを描いた、「働きたくなる」物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪丸 風人
12
こんなに感謝される仕事ってない!介護職のイメージを塗り替える一冊ですね。主人公は「ゆるく生きる」がモットーの大卒一年目。マイペースな彼女が、厳しくも温かい職場でもまれる中で、その意識を変えていきます。この読み易さは主人公キャラによるところが大ですね。仕事の大変さや責任の重さを掘り下げつつ、想いの熱量や達成感に光を当てる素晴らしい作品でした。介護保険の厳正なルール、認知症いろいろ、さらに看取りなども描かれますが、相手を思えばこそ安易に手助しないという信念が特に刺さりましたよ。(対象年齢は12歳半以上かな?)2024/11/25
雪だるま
10
花子は就活がことごとくうまくいかず、やっと貰えた内定は介護施設だった。深く考えずに始めた介護の仕事は思った以上に大変で、早々に辞めるつもりで職探しをしながら勤務していくうちに入居者様たちへの想いが深まっていく。カイゴの花を目指す花子の頑張りに元気をもらえるお仕事小説でした。2024/10/14
jenny
5
花ちゃんの未熟さは昔みんなが絶対持ってたもの。色々やらかしつつ、技術的にも精神的にも成長してほしいね!若い介護スタッフがいていいな…2025/01/31
飲も飲も
4
就職が決まらず、とりあえず高齢者向け集合住宅でのケアスタッフで働くことになった花。「カイゴの花」になれるといいね。2024/12/05
いなこ
3
就職が決まらないまま大学を卒業した花だったが、高齢者向け集合住宅でのケアスタッフに採用が決まった。それは思いのほかがっつり介護の仕事で、経験のない花はすぐに転職を考えだして…。どんな仕事も一長一短はあるが、介護の大変さは否めないイメージが多分にある。フィクションではあるが取材のうえのこの話は、仕事の内容以上に人とのふれあいを大切に書かれたように思う。2024/10/26
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