出版社内容情報
はるのおえかきで ぼくがかいたのは、くろいつち。
みんなは「なにこれ?」「へんだよ」っていうけれど……。
ぼく、チューリップをおうえんしたかったんだ。
教科書掲載作品多数の著者が贈る、
ちいさなな思いに寄りそい、成長を応援する物語。
【あとがきより】
一人ひとりみんな違うたいせつな子どもたち。
一人ひとりに一つずつ、揺れ動く心があります。
「想像する力」や「共感する力」をはたらかせて、
行動や表情の奥にある心の動きや考えに気づこうとするだけでも、
きっと花が咲くような笑顔が増えるに違いありません。
内容説明
子どももおとなもみんなでがんばれ、がんばれ!ちいさな思いに寄りそい、成長をおうえんする絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
イケメンつんちゃ
32
恋人試験 行きたくないなと思いつつ まねきねこ 朝・雨・標高 カラオケ採点にはかなりの影響が 9時54分 還暦オヤジ達のスタンダード 一曲目 「恋するフォーチュンクッキー」 二曲目 「つけまつける」 最後に 「MajiでKoiする5秒前」 常識・定番・寒冷 予想以上に点数が高尾山 御岳ロープウェイは高止まり 五冊のセレクション絵本 確実な目で選びました 百万選 ヒシアマゾン杯 第三弾 普通に棚にはまっていました 勿体ない 僕はめっちゃ好き 道標ない旅 美しい文が追いかけて横浜 喉は今のところ大丈夫な ぼく2025/11/11
ポロン
21
読友さんのレビューを読んで、本当に久しぶりに、絵本を読みました。季節もずれていましたけど、リアルに可愛い子供たちが登場します。でも本当に可愛いのは、歳のいった園長先生なのかもしれません。管理職なのに、現場に出て、さりげなく若い保育の先生の指導も行います。物語の主題とは違いますが、こんな優しい職場の上司がいるから、殺伐とせずに子供たちに接することができるのだろうと想像しました。2025/11/14
れもん
20
図書館本。カラフルな表紙に惹かれて選んだ絵本。園児たちが花壇の前でお絵描きをする。しんごくんは真っ黒な絵を描き、「チューリップをかいた」と言う。周りから「ちがう」「チューリップじゃない」と言われる中、真相を知る園長先生が登場する。長女(5歳)も不思議そうに聞いていたが、園長先生の話を聞いて「しんごくん、ちゃんとチューリップ描いたんだね!」と嬉しそうにしていた。見えるものだけが全てじゃない。その人にはその人なりの考えや気持ちがある。自分から見たものだけで判断しちゃダメなんだよと、教えてくれる絵本でした。2024/11/03
定年(還暦)の雨巫女。
13
《図書館-新着》思いこみって、ダメだなあ。みんなと違うことをしただけで、真実を知らないで、その子を注意するなんて。私には、幼稚園の先生むりだなあ。2024/05/22
遠い日
8
見えるものだけが存在するのではないということに思い至ります。春のお絵かきで、しんごくんが描いたのは真っ黒い土。それを見たお友だちの口からは否定のことばが出ました。 子どもはまだ十全にことばを使えません。しんごくんの心の中にあるたくさんのことばを代弁してくれた園長先生の、すばらしいサポート。なぜそう描いたのか?と想像と思いやりを向けることで、こういう一歩通行的なことばがとっさに出ることはなくなるでしょう。しかしながら、しんごくんがこの絵を描いた理由を知った子どもたちの共感力はすばらしかったです。2024/04/05




