出版社内容情報
和歌の意味や成り立ちを、まんがでわかりやすく説明。歌がよまれた当時の恋愛スタイルや年中行事など古典常識を解説したコラムもあり、初めて百人一首に触れる人でも楽しく内容を理解することができる。歌の覚え方のコツや遊び方、競技かるたのルールも紹介。
【主なコラム】
・和歌の形式と歴史的仮名遣い
・百人一首に出てくる年中行事
・平安貴族の恋愛と結婚
・歌会と歌合
・京都周辺の歌枕地図
・平安京
・百人一首かるたの遊び方
・かるた大会で勝つコツ
・決まり字一覧表
内容説明
和歌とその意味がまんがで楽しくわかる!三十一文字で描かれる百人百様の物語。
目次
秋の田のかりほの庵の苫をあらみわが衣手は露にぬれつつ(天智天皇)
春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山(持統天皇)
あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む(柿本人麻呂)
田子の浦にうち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ(山部赤人)
奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋は悲しき(猿丸大夫)
かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞふけにける(中納言家持)
天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも(安倍仲麿)
わが庵は都のたつみしかぞ住む世をうぢ山と人はいふなり(喜撰法師)
花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに(小野小町)〔ほか〕
著者等紹介
吉海直人[ヨシカイナオト]
1953年長崎県生まれ。同志社女子大学表象文化学部特任教授、小倉百人一首文化財団理事。百人一首の研究者で、百人一首グッズのコレクターとしても知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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