Ｍ＋Ｃ 何かが奇妙な物語 墓標の町

伊藤潤二/澤田薫

Ｇａｋｋｅｎ（2020/07発売）

• サイズ 46判／ページ数 216p／高さ 20cm
• 商品コード 9784052052293
• NDC分類 K913
• Cコード C8393

出版社内容情報

あらかじめ、隠さずに言います。怖い！　怖すぎる！　作っている編集者すら、戦慄しています。ホラーマンガ界の鬼才・伊藤潤二の傑作マンガの小説化です。小説とマンガの悪夢的融合。ページをめくると、驚愕します。全１２編を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[☆よいこ]

児童書、オカルト系。伊藤潤二漫画ノベライズ。短編小説の中に数ページ漫画が挟まる珍しい形[長い夢]1晩の夢で何十年も過ごす[自縛者]感染する[棺桶]「双一」シリーズ[墓標の町]人が死んだ場所で墓標になる[漂着物]飲み込まれた漂流者[死刑囚の呼鈴]謝りたいのか呪いたいのか[血玉樹]吸血[寒気]翡翠の彫板[なめくじ少女]舌が[トンネル奇譚]霊は宇宙線[耳擦りする女]行動選択できない少女[地獄の人形葬]子どもたちの30％が人形化する病気▽いくつかは漫画で既読かも。血玉樹がすごい。

2022/12/27

[あたびー]

こちらも伊藤潤二氏の漫画の一部を小説化したYA向け本です。こちらは読んだことのある話がいくつかありました。双一くんの出てくる「棺桶」ですが、漫画の部分にあまり双一くんが大きく出てこなくて残念でした。やはりこちらも漫画の方を読みたくなりました。

2020/12/17

[のり]

挿し絵っていうか挿し漫画？のイラストがめっちゃ怖い…。文章よりそっちにゾクッとさせられる。

2021/08/22

[あーや]

図書館の怖い本特設コーナーにて発見。お化けとかじゃないんだけど、なかなかに不気味なお話が揃ってて児童書だと考えると結構な描写だなと思う。特に、たまに描かれる漫画がインパクト強かった。小学生の頃にこんな本に出会ってたら、もっとオカルト大好き人間になってたのかなと思うと今のタイミングで読めて良かったのかなとも思う笑 心霊じゃなくて、オカルトって言葉がぴったりだなと思った。

2022/09/04

[サキ]

これは児童書として販売していいんだろうか…。 いや、面白いんですよ？表題作はドキドキさせられたし、「地縛者」や「耳擦りする女」はオチの付け方がうまいなあと思いましたし。 ただ、絵が強烈ですよねー。いや、これもホラー漫画としては最高！なんですよ？しかもトラウマ描写だけじゃなく、基本は美麗なんですからね。 でも「ナメクジ少女」とか「地獄の人形葬」とか、グロに慣れているであろう今の子達ですら刺激が強いと思うんだけど…大丈夫なのかしら？(^_^;)

2022/05/03