出版社内容情報
新キャプテンとなった丸井は、打倒青葉に向けてチームづくりを始めるが…。野球マンガの金字塔の小説版。感動の第2弾!中学生以上向。
内容説明
墨谷二中野球部のキャプテンを継いだ丸井は、打倒・青葉を目指し、猛練習を開始する。しかし、キャプテン交代騒動、選手起用をめぐる退部問題など、さまざまな事件が発生して…。甦る感動、等身大の青春!傑作野球マンガの小説版!
著者等紹介
ちばあきお[チバアキオ]
本名・千葉亜喜生。1943年生まれ。『サブとチビ』(なかよし)でデビュー。『キャプテン』(月刊少年ジャンプ)で、野球マンガの新境地をひらく。『キャプテン』、『プレイボール』(週刊少年ジャンプ)で、第22回小学館漫画賞を受賞。1984年没。享年41歳
山田明[ヤマダアキラ]
1965年生まれ。関東学院大学経済学部卒。『マラバ・テマルとの十四日間』(リンダパブリッシャーズ)で、第2回日本エンタメ小説大賞優秀賞を受賞。『トカレフクラブ』で、第2回松田優作賞準グランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
J D
71
漫画やアニメをどれだけ観ただろう!小説だと若干作品に漂う匂いが異なる。スポ根感が薄れ、丸井や近藤たちの息づかいがより近くに感じられる。前回は谷口編。今回は丸井編。次回はきっとイガラシ編。早く続きが読みたい。物語は熟知している。墨谷二中の面々の性格も。それだけに小説独自のストーリーに惹かれる。ちばてつや「あしたのジョー」、「おれは鉄平」と並んで暗記するくらい読み込んだ漫画の小説版。自分自身の青春が蘇る読後感だった。勧めてくれた読友さんありがとうございます。2025/05/14
竹園和明
34
2巻目。前キャプテンの谷口が卒業し、丸井が新キャプテンとなった墨谷二中野球部を描く。直情径行型の丸井は、谷口のマネをしようと焦るあまり部内に亀裂が入る。それを救ったのはまたしても谷口だ。以心伝心。キャッチボールだけで気持ちを伝える谷口。2年生イガラシのフォローもあり、幅キャプテンの加藤を交えたトロイカ体制へと野球部は変貌を遂げる。ライバル青葉学院を倒し全国大会出場を目標に猛練習を積む墨ニ。熱血漢の丸井、冷静沈着な名参謀イガラシによるチーム作りが墨二を変えて行く。そして夏大を連勝。決勝の青葉学院戦の行方は⁈2025/05/25
まる子
16
谷口キャプテンが引退した墨谷二中。【丸井編】が始まった。強くしたいと空回りするキャプテン、退部したいと申し出た3年生河野、自分は「できる」とお山の大将で入部してきた1年生近藤。全てを救ったのは野球部全員の力だ!【谷口編】と変わらず、突出した選手はいない中、負けて悔しかったあの時、チーム全員で勝つためにどうしたら良いかを考えてきた努力と気持ち。みんなカッコ良すぎて泣ける〜😭😭😭3巻目の【イガラシ編】へ。2022/07/02
つきみや
11
あっ、あっ……丸井くん……。゚(゚´꒳`゚)゚。 今回は谷口くんにキャプテンに指名された丸井くんが主人公。 なんとか谷口くんみたいになろうとがんばる丸井くんが愛おしい。 近藤くんは最後にはみんなと一緒に野球をしていた感あって良かった。 今回も色々あって、すごく感動したけど、 やっぱり最後の試合の部分は野球をしらなくても泣ける。イガラシくんの最後のホームランすごい。 丸井くんはほんとにいいキャプテンだよ。2020/06/15
ゆっき
10
キャプテン丸井編。不器用で空回りしてしまうけど、誰よりも野球とチームメイトに対して熱い想いをもつキャプテン。その想いにこたえて成長を続ける野球部員たち。どこまで強くなるんだろう。決勝戦は試合の様子が目に浮かび、鳥肌がたちました。泣きっぱなしの丸井編でした。2019/01/22