出版社内容情報
アレーアは、冷たい水に絶対に触れてはならないと言われ育った。出生に秘密があると知った彼女は、真実を知る冒険に旅立つ。
内容説明
病気のせいで、冷たい水を飲むことも触れることも禁止されて育ったアレーアは、養母マリアンネ以外には心を開くことができない。そんなアレーアが、ある日、港で古びた帆船を見かけ、なぜか目が離せなくなった。乗組員は、三人の少年少女。この出会いが、アレーアを海と水をめぐる壮大な冒険の世界に導くのだった。「動物と話せる少女リリアーネ」の著者によるファンタジー新シリーズ!
著者等紹介
シュテーブナー,タニヤ[シュテーブナー,タニヤ]
ドイツ、ノルトライン=ヴェストファーレン州生まれ。10歳で物語を書き始める。デュッセルドルフ、ヴッパータール、ロンドンの大学で、文芸翻訳、英語学、文学を学ぶ。翻訳及び編集の仕事にたずさわったのち、現在は、児童書、YAを中心に作家として活躍中
中村智子[ナカムラトモコ]
神奈川県生まれ。ドイツ語圏の児童文学を中心に、さまざまな分野の書籍紹介に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starly
7
児童書向けの物語だけれども充分楽しめて読めました。小学生の時に読んでいたら確実にお気に入りに入るシリーズ。 船旅を通して仲間との絆を築きあげていき、仲間も皆個性的なメンバー。個性的だからこそ統一が取れない部分で衝突があるかと思いきやちゃんとリーダーたる人が存在してるし、1人1人が皆仲間思いでした。海の中の生き物も登場し、ファンタジーであるものの主人公、アレーアが海の中で生き生きとした姿が想像出来ます。2024/06/07
absinthe@読み聞かせメーター
6
小4の娘。ひとりよみ。面白かったらしい。続きが読みたいという。ので今日続きを借りた。よく見たら、動物と話せる少女リリアーネと同じ作者!2020/06/12
みるく
4
アレーアがした冒険を私もしてみたいと思った。アレーアにはコボルトが言った[海の人間]がぴったりだと思った。アレーアが水の言葉が喋れると書いてあった時、特別感で羨ましくなった。2021/08/26
つきみや
4
うひゃあああ、 壮大なストーリーになりそうだぞぉ、これは。 いろいろな冒険を通して成長するアレーアが羨ましい。2019/12/22
青いトリ
3
ずっと自分は水蕁麻疹だと思って生きて来たアレーア。そんなアレーアが船に乗って子供達だけで旅を始める...思っていたよりも複雑な話になりそうです。アレーア、レノックス、2人はいったい何者なんだろう??2018/08/12