出版社内容情報
ヒーローなのに怪獣をやっつけないで、説得しようとするワンダーマン。彼の考え方を変えた悲しい過去の出来事とは…。
「おとうさんはウルトラマン」、「ティラノサウルス」シリーズで大人気の絵本作家、宮西達也待望の最新作。ヒーローらしくなく、怪獣をやっつけないで、説得しようとするワンダーマン。彼の考え方を変えた悲しい過去の出来事とは…。
【著者紹介】
1956年静岡県生まれ。「おとうさんはウルトラマン」(学研)、「おまえうまそうだな」(ポプラ社)、「にやーご」(鈴木出版)など著書多数。
内容説明
わるいやつをやっつけるのではなく、やさしくなだめ、たたかわないワンダーマン2号。無敵のヒーローだった2号を変えたのは、むかしむかしに起こったあるできごとでした。
著者等紹介
みやにしたつや[ミヤニシタツヤ]
宮西達也。1956年静岡県生まれ。日本大学芸術学部美術学科卒業。『おまえうまそうだな』(ポプラ社)で、けんぶち絵本の里大賞、『きょうはなんてうんがいいんだろう』(鈴木出版)で、講談社出版文化賞・絵本賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
47
図書館本:正義の味方、ワンダーマン2号。悪い怪獣を優しくなだめ、改心させる、戦わないヒーロー。彼が、真に「せいぎのみかた」として目覚めたきっかけを描いた作品。むかしむかし、悪い怪獣を手当たり次第に倒して人々を救う2号に対し、1号は戦いで壊れた町を直したり、戦いで傷ついた怪獣を助けたりと、おおよそヒーローらしからぬ行動で人々からも馬鹿にされていた。しかしながら、そんな1号の行動は「争いの無い世界」と言う希望を、密かに芽吹かせていた・・・1号の希望を引き継いだ2号。これからも、その芽を育て続けるに違いない。2013/11/13
かおりんご
24
絵本。真のヒーローというものは、強いだけじゃなく、優しいのです。このシリーズ、好きだけれど、これは子供にも読ませたい。2013/12/22
たーちゃん
22
息子は「かっこ悪いとか言ったらだめだよねぇ」と言っていました。2022/11/20
けんちゃん
18
読友さんのご紹介本。必殺技を繰り出して悪者退治をするかっこいいワンダーマン2号と、戦うことをせず、説得と優しさで悪者を導き、2号の戦いの後始末を淡々とこなすかっこ悪い1号。どっちが本当の正義の味方かを理解するにはやっぱり犠牲が必要なの、宮西さん?…と問いかけたくなる悲しい結末。終盤はちょっと意外な展開でしたが、「ドラフラ星人の巻」と同じ、巻頭のせいぎのみかたの定義が心に響く作品でした。2012/10/13
喪中の雨巫女。
12
《書店》ワンダーマン1号こそ、真のヒーローだね。敵も守るヒーローってすごいよね。2012/10/02
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