科学ノンフィクション<br> うなぎ―一億年の謎を追う

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科学ノンフィクション
うなぎ―一億年の謎を追う

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784052036125
  • NDC分類 K487
  • Cコード C8345

出版社内容情報

スタミナ食として口にされてきたウナギ。実はとてもミステリアスな生き物だった。ついに世界初の天然のウナギの卵が発見された!

土用の丑の日に、こぞって口にされるウナギ。実はとてもその謎の多いミステリアスな生き物だ。そして、ついに世界初の天然のウナギの卵が発見された!一方でレッドリストに掲載され絶滅の危機にもある。身近な生き物・食材から、科学的好奇心をくすぐる一冊!

【著者紹介】
1948年岡山県生まれ。日本大学教授。東京大学名誉教授。農学博士。専門は海洋生命科学。世界初のウナギの産卵地点の特定などウナギ研究で前人未到の成果を次々とあげてきた「世界のウナギ博士」。

内容説明

世界初、太平洋でウナギの卵を発見!うなぎの不思議を40年追い続けた世界一のウナギ博士がくりひろげるわくわくドキドキ科学の謎解き!

目次

第1章 ウナギという生き物
第2章 ウナギと出会う
第3章 新たな発見を求めて
第4章 プレレプトがとれた
第5章 卵の発見
第6章 終わりのない航海

著者等紹介

塚本勝巳[ツカモトカツミ]
1948年岡山県生まれ。日本大学教授。東京大学名誉教授。農学博士。専門は海洋生命科学。東京大学海洋研究所で40年にわたってウナギ産卵場調査にたずさわり、世界初のウナギの産卵地点の特定や海ウナギの発見など、ウナギ研究で前人未到の成果を次々とあげてきた「世界のウナギ博士」。日本水産学会賞、日本農学賞、日本学士院エジンバラ公賞など受賞。『うなぎ―一億年の謎を追う』は、著者初の児童書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小梅

119
うなぎの卵が産卵してから1日半で孵るってのがビックリだし、それが耳石から判るのがまたまたビックリでした。小中学生向けに書かれているから凄く解りやすかった。2015/07/26

あすなろ

113
【学習】鰻の稚魚であるシラスがどこでどのようにして産まれて、このシラスが捕まえられないと養殖鰻が減り、鰻が高価となる仕組みを説明出来ますか?僕も昔からこの仕組みが不思議で、2009年の報道を瞠目して見た記憶があります。著者はその産卵場調査に携わった方。中学生⁈ぐらいの課題図書のようですが、知的好奇心満たされました。こういう本を読んでね!中高生諸君。そして、将来の我が息子。著者の研究魂、知らないものは守れない。これを著者に成り代わり贈りますね。2016/07/24

あん

87
土用の丑の日が近付くと、無性に食べたくなるウナギ。太平洋で卵が発見されたことによって、少しずつ解明されてきたウナギの生態がよくわかる、ワクワクドキドキの科学の謎解き本です。生息数によって雌雄が入れ替わるとか、陸地をニョロニョロ動いて移動するとか、今まで知らなかった事実が満載で、息子共々楽しく読めました。絶滅危惧種のウナギの研究がもっと進んで、保護につながればと願います。そしてまた、美味しいウナギが食べたいです。2015/07/16

へくとぱすかる

86
ウナギの卵の発見は大きなニュースでした。しかしそこにたどり着くまでに、こんなドラマがあったとは。高価だけど身近な魚に大きな謎があり、大規模な調査をして初めて氷解したとは驚きでした。シラスからレプトセファルス、プレレブトセファルスと、幼生の段階を遡つて、じっくりと取り組んだ成果が大発見に結びついたのでしょう。卵段階からの養殖の実用化が、食糧問題に向かう大きな課題だと思いました。2019/10/16

小梅

77
10月5日のEテレで放送した「うなぎ」に関するドキュメント番組で塚本先生のウナギの研究を観たので再読しました。 実際に水の無い所をウナギが蛇のように歩く?姿や岩場を登ってる姿に改めて驚きました。 まぁ〜ウナギを見る塚本先生の嬉しそうなこと(´∀`)2017/10/07

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