出版社内容情報
1983年公開の映画『南極物語』の写真を使い、人間と、帰りを信じて待ち続けた犬、タロ・ジロとのキズナを描いた感動のお話。
1983年公開の日本映画史上に名をはせる名作『南極物語』の写真をふんだんに使い、人間の帰りを待ち続けた犬、タロ・ジロの姿を通して、信じるキモチを貫くことの大切さを描いた感動物語。極寒の地で、困難に負けず生きぬこうとする犬たちの姿が涙を誘う。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みー
13
3学期ブックトーク候補。作中に豊富に使われている写真は、1983年公開「南極物語」。懐かしい。私が初めて映画館で観た映画。犬たちが過酷な世界に取り残され、1匹づつ命を落としていく様には子供心に耐えられず、嗚咽を漏らして映画館で泣いたものだ・・。そんな当時の気持ちを思い出した。沢山の犬の命が、人間の都合で亡くなり辛い内容のはずなのだが、作中の「詩」がどんな環境でも諦めない!同士の絆といった感じで、前向きに書かれている。ご都合主義的な部分も否めないが・・実際読むと、物語にマッチもしているので、いいのかなー。2017/01/31