内容説明
船べりから見おろすと、海は真っ赤な血の色にそまっていた。その中からとつぜん、巨大な、悪魔のような、黒い背びれが海面を割った。「ホオジロザメじゃ!」オジイがうめいた。動いているものなら、なんにでもおそいかかる海のギャングだ。一瞬そいつと目が合った。ガラス玉のような、ぞっとするような冷たい目をしていた。第17回小川未明文学賞大賞受賞作品。
著者等紹介
ながすみつき[ナガスミツキ]
1964年、福岡県生まれ。第22回コバルトノベル大賞入賞、第4回ほたる賞、第44回地上文学賞受賞。『空と大地と虹色イルカ』で第17回小川未明文学賞大賞受賞。日本児童文学者協会会員
高田勲[タカタイサオ]
1938年、島根県生まれ。日本美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Theodore
0
うーん、微妙。個人的に女キャラが少ないってのも好きじゃないポイントだけど、何よりも引っかかるのは自閉症のくだり。自閉症ってこんな簡単に症状が改善されるものだっけ? 話に合った病状として入れるなら失語症とか、自閉要素を入れるにしても軽度のアスペルガー程度にとどめて置いた方がまだ説得力があったのでは?2017/04/02
KUAD
0
なんか作為的で、都合よすぎるなストーリー展開に白ける。流し読みしかしてないからか。嘘がばればれ。2011/01/11
あんこ
0
ちょっとご都合主義な気もするけど、ハラハラありジーンとする場面ありと満足な内容でした。2010/05/09
-
- 電子書籍
- 予知視【特装版】 1 ズズズキュン!
-
- 電子書籍
- 逆襲! パッパラ隊: 8 REXコミッ…