内容説明
ある朝、家の外につながれていた見なれない犬。飼い主が見つかるまで、1週間だけうちで世話をすることになりました。3日め、犬にローリーと名前をつけました。そして、とうとう7日めの朝がやってきました…。片山健があたたかく描く、ある家族と一匹の犬の、7日間のふれあい。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
つくよみ
46
図書館本:ある朝、家の外に見知らぬ犬が繋がれていて、飼い主を探してみるも、見つからず。7日だけ飼い主を待ってみて、見つからなかったら保健所に連絡する。そう約束して、犬を飼った七日間の物語。ちょっと情けない顔(眉毛犬)をしているけれども、結構おりこうな犬。飼っている内に、だんだん情も移ってきて・・・「ぼく」も、お父さんもお母さんも、近所の人達も、親身になって犬の世話をし、その行く末を見守る様が暖かい。ついに訪れた七日目、ローリーの運命は?優しい絵柄に、ほっこりできる作品。2013/11/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
迷子の犬を見つけたぼくは、お父さんと1週間だけ保護する約束をして、飼い主探しをします。お母さんとこっそり内緒の名前をつけどんどん情がうつります。そして1週間目…。そのままぼくの家で幸せになるべきだったのか?それともこの結末が犬の幸せなのか、と考えさせられる絵本でした。2021/05/26
ケ・セラ・セラ
10
2年生に読み聞かせ。迷子の犬、おうちで飼えればいいのに…。聞いているうちにすっかり情が移ったようで、お父さんの提案に嬉しそうに何人もの子が思わず手を挙げてくれました。それだけに、その後の展開には素直に喜べず、しんみりとても残念そうにしていました。2018/10/04
遠い日
9
ぼくんちで迷い犬を保護した。一週間だけという期限で飼い主の現れるのを待つ。たった7日間だったけれど、情は移る。保健所に連れていくのは忍びなくて、家族全員一致で飼うことを決めたのに。別れは突然やってきた。ちゃんと挨拶していったローリー、かわいい子だなぁ。2018/03/01
紅花
8
タイトルと最初、迷い犬が出てきたところで、あらすじが読めてしまった。そう思いながらも、ドキドキしてしまったけど、何とも清々しい終わり。こんなステキな家族いいなぁ・・ローリーの絵に大笑いしたのは親だけ。2014/07/14
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- 電子書籍
- 終わりの象徴