学研の新・創作シリーズ
ジジきみと歩いた

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784052028359
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

ぼくがとりそこなったボールは、なぜか見つからないことが多い。―どこへ消えたんだ?草むらをかきまわしていてギョッとした。ぼくのそばに、じじむさい顔の犬が、ぬうっと立っていたのだ。―へったくそ。しっかりとれよ!と、そいつはいっているようだった。それが、ぼくたちとジジとの出会いだった。小学校中学年から。小川未明文学賞第15回大賞受賞作品。

著者等紹介

宮下恵茉[ミヤシタエマ]
1970年、大阪府生まれ。梅花女子大学文化表現学部児童文学科卒。第4回小梅童話賞大賞受賞。『ジジきみと歩いた』で第15回小川未明文学賞大賞受賞。児童文学創作集団プレアデス同人。日本児童文芸家協会会員

山口みねやす[ヤマグチミネヤス]
東京生まれ。日本児童出版美術家連盟会員。絵本や童話のさし絵で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ねこ

4
子どももおとなも一気読みなんじゃないかな。なんといってもキャラクターのつくりかたがうまい。とりわけジジ、いいね。2020/07/21

3
たった一年だけど、とても深い日々。なんの取り柄のない少年が、野良犬と生きることになり、日々振り回されながらも勇気を授かり、少しだけ大人になっていく。少し日常が少なくて、07年刊行であるけれどもそれ以上に昔の雰囲気である(90年代半ばくらいかな)からどうしても2024年代にはピンとこない部分もあるかな。しかしそれでも普遍的なもの、感情に突き刺さる部分は今でも色あせることはないでしょう。児童文学とはこういうものである。悪くない。2024/02/12

芦屋和音

1
小学校高学年にオススメできる本。途中からのはらはらドキドキの展開、主人公の頑張りに拍手。小川未明文学賞第15回大賞受賞作品。 2012/09/08

てるあき

0
小4翼は友達に言い含められ、母親の反対もおじいちゃんの協力を得て野良犬ジジを飼うことになる。友達4人で散歩や世話をする約束だったが、それぞれの家庭の事情で一人で飼うことに。心配で、ある日デキスギ君の家を訪れ父親の暴力を目にした。警察や擁護施設の介入で解決を図ろうとする。老犬ジジと出会った翼の成長が描かれている。2017/01/27

ゆいまある

0
小学生の娘に読ませようと購入。小学校中学年以上が対象だけど、大人が読んでも十分面白い。自分に自信を持てない小学4年生が、ジジという犬に出会って成長する話。犬が野良犬で、しかも老犬!というところが異色。ジジはなんにもしないけど、なんにもしないでただ傍にいてくれるだけで自然と勇気をくれる。そう犬ってそういう存在。DVというテーマも重くせずにさらっと書いていて書き手の力量が伺える。2014/08/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/217000
  • ご注意事項