出版社内容情報
精神科医療の世界では衝撃的とも言われた「ルポ・精神病棟」の舞台となった病院での実話風回顧談.オレム-アンダーウッド理論を臨床実践の場に生かし,さらに斯界トップクラスの知己との共同作業で成し遂げた病院改革のルポでもある.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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ルポ精神科病棟の悪評がたったあとに長谷川病院の管理職として入植した著者が、様々な試みをしながら現在の長谷川病院の看護をつくっていった過程が読めます。でも、精神力動的解釈を重要視しすぎてるところが、なんか古臭いというか、今の長谷川病院の看護師と逢った時にもそう感じましたが・・・・精神力動的解釈は患者にとって援助的なのでしょうか、私はより現在の行動に焦点を当てた認知行動療法的なアプローチのほうが、看護に取り入れるにしても良いのではないかと思います。長谷川病院も筆者がいた頃からさらに進んでいますかね2017/07/12