内容説明
これから哲学を学ぼうとする読者のための本。各章の終わりに課題と参考文献表を付した。附節は、「人間らしさ」についての本書での考察にもとづいて、看護の基本姿勢を考えたものである。
目次
序章 人間らしさ
第1章 身体としての「私」
第2章 生きられた世界
第3章 時間の不思議・生と死
第4章 愛・「あなた」に呼びかける
第5章 言葉・比喩・論理
第6章 責任と自由
第7章 世間と社会
第8章 創造の秘密
第9章 技術と科学
第10章 自然・文化・歴史
附節 哲学から見た看護―「看護診断」のために
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
沖永
1
認識論や言語論を知りたくて哲学の本を読んでいるわけではないと思っていた自分にとって、実存的現象学とでも言うべきとても刺激的な身体論の入門書だった。僕はサルトル、ハイデガー、メルロ=ポンティ、レヴィナスあたりと問題意識を共有しているのだということがこの本のおかげでハッキリとわかった。図書館で借りた本だが購入してずっと手元に置きたい。2012/12/11
ttdvl
0
これから、少しでも読んだ本や、流し読みした本も記録する。 心身二元論って面白いと思った。 普段深く考えていない事物を、もっと深く思考すべきだと、というかそれが哲学だと。2019/08/01
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