出版社内容情報
弱小の会社を世界一にした男の物語。松本という地方都市で産声をあげた中小企業が、わずか20年足らずでアメリカのギブソンギターを追い越し、世界一のギターメーカーとなった。人間中心の経営を目ざしたフジゲン社長の物語。
目次
序章 人の力は無限
第1章 自然の理にめざめる
第2章 非凡への挑戦
第3章 他力に生きる
第4章 歓喜を求めて
第5章 人間中心の経営
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Takeo Kayaba
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グレコやアイバニーズなど作る、日本を代表するギターメーカーフジゲン、会長の創業からのストーリー。その成功体験が凄すぎる。マーケティングがまだ浸透していなかった時代に全国の楽器店を回り、何が一番売れているか聞き取り調査したり、英語が話せないのに単身アメリカに行商に行ったり…。読めば力が湧いてくる、そんな本。2015/01/08
Leonard
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エレキギターで世界のトップメーカー「フジゲン」の横内会長の自伝本。横内氏は最初は教師をしていた人ですが、止む無い事情で実家の農業を十余年続けた後、突如として全く畑違いのバイオリン製造に乗り出し、その直後に市場リサーチの結果を受けてクラシックギターに路線変更。その後ビートルズ旋風を見て逸早くエレキギターの製造に乗り出し、終には世界一のメーカーにしてしまうという、一見すると実に破天荒な生き方のように見えながら、全ては必然だったことが了解できました。横内氏の経営哲学のエッセンスが凝縮された本です。感動しました。2013/11/10
Oishi Tomoyuki
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一週間前に横内会長の講演を聴いて心から感銘を受けたので、著書を読んでみました。講演の内容と流れは同じでありましたが講演では触れられなかった当時の背景や、講演では時間がなくてお話されなかったフジゲンの組織づくりのことが書いてあり、より感銘が深いものになりました。 「人に幸せになってほしいと願う」ことを社員の呼びかけることが経営者の大切な仕事という横内会長の言葉は、一見きれい事のように聞こえますが、横内会長がこれまで苦労を重ね積み上げられてきた成果を見れば、非常に奥深く、含蓄があり、尊い言葉であると感じます。2012/09/15
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- 和書
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