感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケイ
121
スイスのロビンソン、つまりスイス版ロビンソンクルーソー。父が子供を寝かしつける時にした即興のおとぎ話をのちに息子の一人がまとめて出版したらしい。海のない国スイスには大航海時代はなかっのだろうな。しかし、それはどんなものだろうかと、子供達と想像することは楽しいだろう。まず、困難な遭難場面から始まる。意外と楽なサバイバルも、熱帯にはない食べ物も、子供達が想像できるためのご愛嬌。都合が良すぎるのも目をつぶろう。しかし、新スイスとは…。聞きなれない響きだけれど、子供達には耳触りのいい言葉だったに違いない。2016/11/24
花乃雪音
19
『ロビンソン・クルーソー』の影響を受けた作品のひとつ。ロビンソン・クルーソーが1人で漂流しているのに対してこちらは父母に4人兄弟の6人で漂流している。名作劇場『ふしぎな島のフローネ』の原作であることは知っていたため原作の男ばかりの4人兄弟に偏りを覚えたが(アニメでは兄妹弟)作者が話を聞かせた子供が小説と同じ4人兄弟であることを知り納得がいった。この本を読んでいる時、東京ディズニーランドに『スイスのロビンソン』のアトラクションがある事を初めて知った(何度も行っていたのに)。2020/10/26
星落秋風五丈原
9
【ガーディアン必読1000冊】日曜のアニメ劇場にも登場。ロビンソンクルーソーの家族バージョン。2007/06/26
kagetrasama-aoi(葵・橘)
2
子供の頃からお気に入りだったこのお話。大人になってから読むと、荒唐無稽な部分もあり、ちょっと……。でもそれも含めて楽しめます。四人の兄弟の個性がそれぞれにはっきりしていてそこも好き!私のお気に入りはエルンスト、頭が良くて、ちょっと怠け者、好きです(笑)。なんでも出来るお父さん格好良すぎです!お母さんはちょっとキャラ薄いかも?このお話、スイスの牧師さんが子供達四人に語って聞かせたものを、長男が長じて出版したとあります。きっと素敵なお父さんだったんでしょうね。「八犬伝」よりも前に出版されたのが驚きです!2016/03/10
そうちゃん
2
小さい頃、夢中になって読んだ記憶が。 あの頃は、楽しくて、どきどきして、一気に読みましたが、今思うと、つっこみどころ満載。でも、読書で冒険ができて楽しい。南の島のフローネの原作。フローネと違い、男の子兄弟で、お父さんは医者ではなくて、牧師さんです。ディズニーランドにツリーハウスがあります。ときおり、穴から虎の鳴き声が聞こえます2015/08/20