出版社内容情報
「そんなに嫌なら、結婚して苗字を変えればいいのに」
京都の大学図書館司書・山田朔太郎は極度の人嫌い。そんな彼が唯一尊敬する松教授の苗字研究ゼミで、自身の苗字コンプレックスを明かした彼は、ある学生の一言をきっかけに結婚相談所へ行くことを決意する。提示した条件は容姿や年収ではなく「自分を山田から解放してくれる珍しい苗字の女性であること」。苗字への執着が生んだ、前代未聞の婚活が幕を開ける!
第17回 小説 野性時代新人賞受賞作!
婚活を題材にした物語の中で、「平凡な苗字を変えたい」という設定を加えたことが発明であったと思う。
-- 辻村深月
文句なしの大賞受賞作といえる。
-- 道尾秀介
【目次】
内容説明
京都の大学図書館司書・山田朔太郎は極度の人嫌い。そんな彼が唯一尊敬する松教授の苗字研究ゼミで、自身の苗字コンプレックスを明かした彼は、ある学生の一言をきっかけに結婚相談所へ行くことを決意する。提示した条件は容姿や年収ではなく「自分が山田から解放してくれる珍しい苗字の女性であること」。苗字への執着が生んだ、前代未聞の婚活が幕を開ける!第17回 小説 野性時代新人賞 受賞作!京都を舞台に繰り広げるノンストップコメディ!
著者等紹介
結坂いと[ユイサカイト]
1988年生まれ。元地方公務員。2026年、本作「山田先生、結婚すれば?」で第17回小説 野性時代 新人賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
56
ほぼジャケ買い。「小説 野生時代新人賞」受賞作。京都の大学の図書館司書として勤務する主人公は、敬愛する松教授からプレゼミ講師のピンチヒッターを依頼される。教授の専門は民俗学、中でも姓氏学の権威であり、プレゼミでも苗字がテーマとされる。主人公は、苗字について一家言を有する一方で、「山田」という自分の苗字を厭わしく思い、それを結婚によって改めようと婚活に励むことになる。ストーリーとオチはほぼ予想がつく上に、読みやすい文章もあって気楽に読み進めることができる。楽しくほっこりした小説を好む向きには、絶対のお勧め。2026/10/12
ふじこ
3
京都の大学で図書館司書をしている山田朔太郎。とあるきっかけから姓氏学のプレゼミを受け持つことになり、ある学生の一言をきっかけに婚活を決意する。平凡な苗字を変えたい。そのために変わった苗字の人と結婚したい。本人としては深刻な悩みなんだろうけど、コメディタッチなのもあって読みながら何度も笑ってしまった。読み進めていくうちに苗字オタクである山田先生のことがだんだんと好きになってくる。そんなことで結婚?という疑問からグイグイと読ませる意欲作。野性時代新人賞受賞作。2026/10/21
宿根草
3
設定(世界観、舞台、登場人物)やストーリーの面白さはもとより、洗練された文体の根底には随所にユーモアがあり、心地よい読み味でページをめくる手が止まらない。 何と言っても主人公、山田先生の愛すべきキャラに終始惹き込まれた。共感したりクスッと笑えたり。 そんな彼を取り巻く登場人物たちとの絡みが、つまらないわけがない。実のところ、全てのキャラ設定が個性的で際立っているのだが。 ほっこりした気持ちになりたい人、人付き合いが大なり小なり苦手な人におすすめしたい小説。 2026/10/14




