内容説明
怪獣王ゴジラの猛威に現実の自衛隊は…!?仮想戦略防衛解説書。
目次
第1章 発見
第2章 報道
第3章 海上戦
第4章 上陸阻止作戦
第5章 調査・索敵
第6章 避難誘導
第7章 陸上戦
第8章 撃滅後の処理
巻末付録 ゴジラ蹂躙の歴史
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シャル
8
シン・ゴジラを観たのでそれに合わせて再読。今から20年近く前に現実(ニッポン)が虚構(ゴジラ)とどう戦うかを書いた本。発見、海上戦、侵攻、上陸、地中からの登場とさまざまな状況に合わせての自衛隊の動きと使える兵器についての考察がなされている。流石に時代を感じる部分も多いが(とくに携帯電話とインターネットによる情報の氾濫についてまったく考慮されていない部分)、政府がどう動くのかと自衛隊の行動の根底の思考は今も変わることはないだろう。この本に書かれていることを参考にしながら映画を見るとまた印象も変わりそうだ。2016/08/03
シャル
2
ただのゴジラファンブックと見せて実はそんなことはまったくなく、ゴジラ等巨大生物出現時の対応策分析本として芯の通った本。ゴジラの生態やゴジラ映画のいわゆる『東宝自衛隊』の情報はほとんどなく、軍事シミュレーション色が強いので、「ゴジラに対して本当の自衛隊ならどう動くのか」といったことに興味のある人向け。2009/02/24