あすかコミックス 花のあすか組！ 〈２７〉

高口里純

角川書店（1995/04発売）

• サイズ コミック判／ページ数 224p
• 商品コード 9784049245028
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[呉藍]

ヨーコの生き方。かっこよくて、寂しくて。「お前が心から好きだよ」の一言、あすかにとっては聞きたくて聞きたくない言葉だったろうなあ。喪失感に襲われるあすかとミコに、たっぷり時間をあげたい気分。私も中学時代の一番つらいときに、この作品を読みたかったなあ。そのくらい、何かを揺さぶる力がある気がする。さて、気になるのはヤスヒロかｗｗ　後９年も待てるんですかね。１６歳のあすかは眩しいだろうに。≪傑作≫

2012/05/21

[justdon'taskmewhatitwas]

｢花のあすか組!｣とは？ 群れるの嫌い孤で立つ主人公を案じ集う面々を称して｢組｣と名付けたのではあるまい。このマンガに心揺らした読者達が｢組｣を成したのだ。ミドルティーンの少女らでなければ描けないリアルがあり、説明不足で荒唐無稽な設定も、仮に、イジメに遭って自殺未遂の末今も眠り続ける女子中学生が見てる夢オチだとしても、作品の魅力は損なわれない(ド〇えもんかよ)。

2021/02/28

[スカイラ・プリメラ]

なるほど。じいじとの『生命のやりとり』の会話は、ヨーコのあすかに対する『私はお前になりたかった』につながるのか。あすかが弱音を吐くところを初めて見た。結構衝撃的なシーンだった。でも、ミコがミコらしい表現で励ます。直前のヨーコに対する想像シーンから、ミコだって泣きたいだろうに。色々あったけど、この二人の友情は強固なんだな。二人とも、ヨーコの死を『飲み込』み、自分の糧としてもっと強くなれ!! 最後の最後に、ミコが最首に、かつてヨーコに言われたことと同じことを言われてるのが微笑ましい。新たな姉ポジション？(笑)

2017/02/05

[ユイ]

大切な人を失ったらどう立ち直ったらいいのかわからない。あすかちゃんも普通の１４歳だったか。セラムンミコが再び蘭塾へ行く話も収録。信じたくないから確認しに行くのはらしいな。

2012/04/28